2014年10月15日水曜日

なぜA-AUTO 50を無償提供するのか?

はじめまして、このたびA-AUTO 50担当者のブログを始めました。
わたくし第一回目を担当する渡辺です。

本ブログは、より多くの方にA-AUTO 50(エーオート・フィフティ)を知っていただきたいという想いが根底にはありますが、役に立つ、おもしろいと思っていただき、また覗いてみようと思っていただけるような場所にできればと考えています。
そのため、A-AUTO 50に関する情報だけでなく、開発技法やアジャイルソフトウェア開発などの技術的なことや、そうでないことも、多岐に渡った情報を発信していきます。

とは言え、初回ということもあるので、今回は『なぜA-AUTO 50を無償提供するのか?』について書きます。



多くの企業ではシステム運用を自動化することで、無駄の削減、人的ミス防止、コスト削減を進めています。しかしながら、これらはIT投資金額の大きい企業であったり、基幹系などのクリティカルな業務に限定されていることが多いのが実状です。
小規模なシステムであったり、IT投資に多くの費用を掛けられない企業では、無料ツールを利用する場面が多々あり、最も利用されているのが、OSにバンドルされているタスクスケジューラやcronです。
これは、シンプルでありイニシャルコスト、ランニングコストの掛からないといいたところが主な採用理由でしょう。

これらのツールは、「何曜日の何時になったらバックアップを取得する」といったように、”時刻起動”する処理を行いたいのであれば問題ありません。でも本当に行いたいのはそうじゃないですよね?
イベントドリブン(イベント駆動型)な実行だと思います。

例えば、前述の”時刻起動”も
『何曜日の何時になったという時刻到達のイベント』
と言えるし、ほかにも
『前提の処理が正常に終了したら処理を実行したい』
『処理のインプットとなるデータが作成されたら実行したい』
というように、何かのきっかけを受けて実行したいのです。

また、複数のコンピュータ間を跨って業務を連携させたいというニーズがあります。
1つのコンピュータで完結する業務ってほとんどありませんからね、、、

タスクスケジューラやcronでは、どうしても”業務の実行順序”や、”インプットとなるデータが作成されるのを待つ”といった『業務の追い越しリスク』を“十分な間隔を空けて回避する”こととなります。
このため、トータルの処理時間が長くなるといったデメリットと、業務の追い越しリスクを抱えており、安定した運用とは言い難いのが実態です。





これまでA-AUTOでは、お客様の基幹業務を中心に自動化による安定運用実現の支援を行ってきました。
しかしながら、私たちが目指したいと考えているのは、『すべてのシステムが安定運用されること』です。
このため、『小規模システムも自動化による安定運用を実現していただきたい』と考え、既存のA-AUTOのキャパシティを縮小することで、無料でフリーにご利用いただけるようにしたものがA-AUTO 50です。

A-AUTO 50はサポートなしにクイックスタートしていただけるよう、予め運用ジョブを用意しイニシャルコストを最小限にします。
煩わしい登録なしに試使用できますので、先ずは以下のいずれかに該当する方は是非お試しください。

  • ジョブの自動実行にタスクスケジューラやcronを利用されているお客様
  • A-AUTOやJP1、Systemwalkerなどのジョブ管理製品(ジョブスケジューラ)を既に利用しているが、費用対効果の関係上小規模システムには適用出来ていないお客様

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