2015年3月25日水曜日

【情報セキュリティ】電子定款認証を実現する、公開鍵証明書とデジタル署名

こんにちは。

あっという間に1年が過ぎたことに動揺を隠せないでいる鷲尾です。


もう桜の季節ですね。桜の淡いピンク色を綺麗だと感じられる感性は、日本人独特だそうです。
世界中の人々に、桜の美しさを知ってもらいたいですね。


実は最近、ビジネス関連の用語で急激に検索されているワードがあるんです。


それは、「電子定款」です。

2015年3月19日木曜日

Fusion Tables×Google Apps Script (マッピング編)

こんにちは。井下です。

今回はFusion Tables最大の特徴と言えるマッピングについて書きます。
点でなく、地域の境界でのマッピングについても取り扱います。

点のマッピング
Fusion Tablesを取り上げた最初の記事に、下の画像のようなマッピングを行いました。

このFusion Tablesに入っているデータは都道府県名と人口の数値だけが入っているシンプルなものですが、特別な操作をしなくともマッピングされていました。

ただし、種も仕掛けもなく、都道府県名を位置情報として認識しているわけではありません。
Fusion Tablesのカラムには"Location"という型があり、その型で定義されているカラムの値は位置情報として認識します。
そして、Fusion Tablesでは"東京"や"大阪"など、特定の地名を"Location"として定義したカラムに入れると、その文字から点で表せる位置情報に変換してくれるようになっています。

そのため、特に意識せずとも都道府県を点で表示したマッピングがされていたのです。


お手軽にマッピングができる素晴らしい機能ですが、やはりマッピングするのであれば、地域の境界ごとに色分けしてみたいですね。


地域の境界ごとのマッピング
"Location"に入れられるデータは、地名の文字列だけではなく、"KML"という形式のデータを挿入することができます。この"KML"という形式のデータが、地域の境界を表すデータとして機能します。
そのため、地域ごとで区分したマッピングをするには、大まかに以下の手順を踏むことになります。

2015年3月17日火曜日

無料の公衆無線LANを利用する際の注意点と、想定される被害、その防ぎ方

こんにちは。

3月14日に開通した上野東京ラインに胸踊らせている鷲尾です。

【祝】2015年3月14日 上野東京ライン 開業!!


今はどこのサイトでも紹介されていますが、まずは説明を。

■上野東京ラインとは
これまでは上野駅が終点だった宇都宮線、高崎線、常磐線と、東京駅が終点だった東海道線を結ぶ、東北縦貫線(じゅうかんせん)の呼び名


上野東京ラインができることで、山手線や京浜東北線の混雑が緩和されるとされており、京浜東北線利用者の私はありがたい限りです。

ちなみにですが、上野東京ラインでは、【上野】-【東京】間に途中駅はありません。
残念ながら、御徒町、秋葉原、神田には停まりませんので、ご注意ください。

電車といえば、最近は電車内でも公衆無線LANが提供されていますよね。電車に限らず、ホテルやカフェ、商業施設になんかもあたりまえのように無料の公衆無線LANがあります。

こういった無料の公衆無線LANを利用する際、みなさんは個人情報の流出の危険性を考えたことはありますか?


2015年3月12日木曜日

Fusion Tables×Google Apps Script (Webアプリケーション作成編2)

こんにちは、井下です。

前々回はFusion TablesのAPIを利用して、自前のWebアプリケーションからFusion Tablesへデータを追加したり、参照できるようにしました。
今回はそこから拡張して、操作の対象となるテーブルを選択できるようにしたり、テーブル自体を削除できるように実装していきます。

実装内容
今回は全て説明していると長くなってしまうので、Fusion Tables APIの利用における部分を中心に、コードを元に説明していきます。

2015年3月10日火曜日

SSLを実現する影の立役者「ハイブリッド暗号方式」

こんにちは。

いつかは君も花粉症になるよと言われ、毎日ビクビクしている鷲尾です。


先月2月17日に、IPA(情報処理推進機構)から「情報セキュリティの脅威に対する意識調査」「情報セキュリティの倫理に対する意識調査」の最新結果が発表されました。
パスワードには、「誕生日など推測されやすいものは避けている」、「わかりにくい文字列を設定している」という割合は半数を超えているものの、サービス毎にパスワードを変えているという割合は低く、特に10代では約16%に留まっています。

幼いころからスマートフォンなどを通じてインターネットに慣れているせいか、若い世代ではセキュリティに対する意識やモラルが低下しているように見えます。今はそういう時代なので仕方がない部分もあるかもしれませんが、画面の向こうには無数のサイバー犯罪者が潜んでいます。

「簡単なパスワードを設定していると、いつ悪用されるかわからない」ということを、若い世代の方たちにもきちっと知っておいていただきたいですね。


そこで今回は、数あるセキュリティ技術の中からWebサービスで使用される「https」を例に"ハイブリッド暗号方式"について書きたいと思います。

2015年3月4日水曜日

Windows Server 2003のタスクをA-AUTO 50に移行してみる

こんにちは。井下です。

今回は先月ダウンロード提供を開始した「タスクスケジューラ変換ツール」に関して書きます。

何故、「タスクスケジューラ変換ツール」を作成したか?
「タスクスケジューラ変換ツール」を作成した理由を説明する前に、2015年の7月にWindows Server 2003のサポート期限が切れてしまうことは、システムを運用されている方にとっては頭を悩ませている問題ではないでしょうか?

移行にかかる工数は大きいものですし、移行による問題も発生しやすいという課題がありますが、システムの構成や利用方法について見直せる機会でもあると思います。

今回、移行対象とするタスクスケジューラを利用しているリスクとしては、次のようなリスクが挙げられます。
  • 時間指定でジョブを実行するため、業務の追い越しが発生する
  • 証跡ログが取れない
  • ジョブで異常が発生したとき、異常検知が遅れてしまう

ただ、これらのリスクの解消のためにタスクスケジューラからジョブ管理ツールへ乗り換えようとしても、移行にかかる工数が大きく、そのままタスクスケジューラを使い続けてしてしまうのではと考え、可能な限り移行の工数を減らせるよう、「タスクスケジューラ変換ツール」のダウンロード提供を開始しました。


「タスクスケジューラ変換ツール」の使い方
実際にこのツールを使い、Windows Server 2003のタスクをA-AUTO 50に移行してみます。
移行してみるタスクは、以下の2パターンです。
  1. 一般的に利用されているシンプルな設定のパターン
  2. ストレートコンバージョンできない設定のパターン

1.一般的に利用されているシンプルな設定のパターン
まず、タスクスケジューラでは以下のように登録がされています。
簡単に登録されている内容を説明すると、「毎週金曜日」の「21:00」に「C:\backup_weekly.bat」を実行するタスクです。


このタスクを下記のように「タスクスケジューラ変換ツール」を使用して、A-AUTO 50へ移行できるデータへ変換します。